で、GrovePi は、Arduino の Grove System シリーズのセンサーなどをRaspbery Piで利用できるようにするベースシールド的なものですが、通常のベースシールドはArduinoの各ピンと接続されているわけですが、GrovePi ではGrove コネクタがRaspberry Pi にすべて直に接続されているわけではなく(されているコネクタもある。UARTとかI2Cとか。)て、間にArduino相当のマイコンを挟んでいます。
GrovePi のWikiにある画像を借りると、
上記のような感じで、 Raspberry Pi から UARTとI2CがGroveコネクタにつながっているほか、Raspberry Pi と GrovePi(上のArduino)がSPIとI2Cで接続されいて、GrovePiのSerial, Digital IO(PWMも), Analog入力を利用できるようになっています。自分がよく使う Raspberry Pi と Arduino (Micro) をUSBかUARTで接続して組み合わせるパターンに似ていますが、GrovePIではI2CでArduinoを制御して、SPI接続でRasperyy PI側からAVRのファームの書き換えも行えるようになっているようです。
もともと、Grove のセンサやLCD等をいくつか持っているので、このGrovePi も試してみようと思っていました。
以下、開封したところ。
裏側。
Raspberry Pi B+ にスタックしたところ。
以下、Grove RGB LCD をサンプルソースで動かしてみたところです。GrovePi を利用するためのライブラリは Python で提供されていますので、コードは Python で記述することになりますが、適用されているPythonのサンプルとライブラリのソースを見れば、各GroveモジュールやAVRとのI2Cでのやりとりは解析できそうなので、C/C++などでも利用することは可能ではないでしょうか。
Grove はハンダ付け無しでブロック感覚で色々遊べるのが楽しいですが、ブレッドボードと併用して、ちょっとした試作にも便利だと思います。
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