回路構成画面はいつもの感じで、メニューから生成を選ぶと3つのヘッダと2つのCソースファイルが生成されるので、それらをプロジェクトに取り込んで、利用します。SPIでSmart Analog部に初期化やパラメータを送信する関数と回路構成画面で構成した相当の送信用パラメータが書かれたファイルが生成されているようです。 これらを CubeSuite+ のプロジェクトに取り込んで、利用します。
今回は、SA-Designerのヘルプにあったチュートリアルに従ってお試しをしました。Smart Analogの温度センサをADに接続して値を読むというシンプルなものです。
ただ、このチュートリアルはSmart Analog Stick用ではなく別の評価ボード用のものなので、温度出力端子とADの接続のピン情報は適宜読み替えが必要です。Smart Analog Stickはすでに(チュートリアルとは別の)ADに温度センサ出力が接続されていますが、今回はソースをできるだけそのまま使いたかった(RL78のAD周りのレジスタ設定をまだ勉強してないです)ので、チュートリアルのADに合わせて配線を追加しました。
チュートリアルでは評価ボードのLEDを制御していますが、Analog Stickにはモニタ用のLEDはないので、その部分のはPIN IOはコメントアウトして、実行。
g_tmp がADの値で、g_tmp_ref はリセット直後の値。この値は温度が上がると小さくなり、温度が下がると大きくなります。
CubeSuite+の全体画面。g_tmp は指で暖めたところ下がって来ました。
逆にエアダスタで冷却してみたら数値が大きくなりました。こうして、一応チュートリアルの動作確認はできたのですが、今回、ほぼ初めて CubeSuite+ を使ってみてわからない点がありました。
サポートされている?チップだとコンフィグレーションツールが左側のプロジェクトツリーに表示されて、GUIでピンとか周辺機能のパラメータを設定するとコンフィグソースを作ってくれるみたいで、HEWでいうiodefine.hが周辺機能毎に別ファイルで生成されるようです。しかし、今回のSmart Analogのプロジェクトではそういうiodefine.h的なファイルは作成されていませんでした。けれども、サンプルソース内では、P7.3 = 1U のような記述ができていて、一体どこで定義されているんだろう?っていうか、定義が見れなかったら使えないような気がするんだけど。それと、コード補完機能は付いているんだろうか?これがあれば、定義ファイルを見なくても、それっぽいきっかけの先頭部分を入力していくことで、構造体のメンバとかも表示されるのでOKなんだけど。Visual StudioとかEclipseだとコードを入力していけば勝手に候補が表示されて絞られていくけど、CubeSuite+はそれはなかったです。なにかキーを押すとjか、オプションの設定なのかな?今時のIDEで補完機能がないはずはないですから。
0 件のコメント:
コメントを投稿